Return-Path: Mailing-List: contact apache-docs-help@apache.org; run by ezmlm Delivered-To: mailing list apache-docs@apache.org Received: (qmail 5453 invoked from network); 4 Dec 2000 08:14:23 -0000 Received: from yhb.att.ne.jp (165.76.88.6) by locus.apache.org with SMTP; 4 Dec 2000 08:14:23 -0000 Received: from p55vp.toshi.or.jp (175.pool0.ipcyokohama.att.ne.jp [165.76.75.175]) by yhb.att.ne.jp (8.8.8+Spin/3.6W-CONS(10/06/00)) id RAA13066; Mon, 4 Dec 2000 17:14:15 +0900 (JST) Received: from ss3380v.mobile.hikita.org (root@localhost [127.0.0.1]) by p55vp.toshi.or.jp (8.9.3/3.7Wtoshi_ppp990531) with ESMTP id RAA16524 for ; Mon, 4 Dec 2000 17:14:12 +0900 Date: Mon, 04 Dec 2000 17:14:12 +0900 Message-ID: From: Toshiro HIKITA To: apache-docs@apache.org Subject: htdocs/manual/install.html.ja.jis User-Agent: Wanderlust/2.4.0 (Rio) EMY/1.13.9 (Art is long, life is short) SLIM/1.14.3 (=?ISO-2022-JP?B?GyRCPEQ4NiRIJGIkKBsoQg==?=) APEL/10.2 MULE XEmacs/21.2 (beta37) (Pan) (i586-kondara-linux) Organization: Japan Apache Users Group MIME-Version: 1.0 Content-Type: multipart/mixed; boundary="Multipart_Mon_Dec__4_17:14:12_2000-1" X-Spam-Rating: locus.apache.org 1.6.2 0/1000/N --Multipart_Mon_Dec__4_17:14:12_2000-1 Content-Type: text/plain; charset=US-ASCII Here's a Japanese translation of httpd-docs-1.3/htdocs/manual/install.html --Multipart_Mon_Dec__4_17:14:12_2000-1 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP; Content-Disposition: inline; filename="install.html.ja.jis" Content-Transfer-Encoding: 7bit Compiling and Installing Apache

Apache 1.3 のコンパイル・インストール

このドキュメントは Apache を Unix システム上で、手動での ビルド・インストールの手法によって、コンパイル、インストールするため のものです。もし、あなたが autoconf スタイルの configure インターフェイス を使いたい場合は、Apache のソース配布のルートにある INSTALL ファイルを 代わりに読んでください。特定のプラットフォーム上でのコンパイルと インストールについては、以下の項目を参照してください。

Apache のダウンロード

Apache の最新版の情報は http://www.apache.org/ の Apache ウェブサーバから入手することができます。 ここには最新リリースと、より新しいベータテストリリース、ミラーウェブサイト と anonymous ftp サイトの詳しい情報が表示されています。

もし、あなたがバイナリ配布版をダウンロードしたのであれば、 Apache のインストールに移ってください。 そうでなければ、次のセクションのサーバのコンパイルについてを読んで下さい。

Apache のコンパイル

Apache のコンパイルは三段階で構成されます: まずサーバに含めたい Apache モジュール を選択してください。次に、あなたの OS に合わせた設定をします。 最後にコンパイルをします。

Apache の全ての設定は、Apache 配布の src ディレクトリで行われます。このディレクトリに入ってください。

  1. Configuration ファイルの中で Apache にコンパイルする モジュールを選択します。実装したいオプションのモジュールの行のコメント を外すか (ファイルの終わりにある AddModule 行で) 、ダウンロードしたり、 作成した追加のモジュールの新しい行を追加します (どのように Apache モジュールを作成するのか? についてのドキュメントはAPI.html を参照してください) 。 あるモジュールが確実に必要でないことがわかっているならば、 いくつかのデフォルトモジュールをコメントアウトすることができます (ただし、デフォルトのモジュールの多くはサーバの正確な操作と セキュリティにとって重要なので注意してください) 。

    Rule 行のいくつかを設定する必要があるかどうかを知るために Configuration ファイルの指示も読んでください。

  2. Apache を OS に合わせて設定します。通常はただ Configure スクリプトを下記の例のように実行します。 しかし、これが失敗するときや何か特殊な要求があるとき (例えば、 追加したモジュールによって何らかのライブラリが必要な場合など) には で Configure ファイルの次のオプションのいくつかを 編集する必要があるかもしれません。 EXTRA_CFLAGS, LIBS, LDFLAGS, INCLUDES.

    Configure スクリプトを実行します:

        % Configure
        Using 'Configuration' as config file
         + configured for <whatever> platform
         + setting C compiler to <whatever> *
         + setting C compiler optimization-level to <whatever> *
         + Adding selected modules
         + doing sanity check on compiler and options
        Creating Makefile in support
        Creating Makefile in main
        Creating Makefile in os/unix
        Creating Makefile in modules/standard
       
    (*: 設定内容とシステムによっては、Configure はこの通りに表示しない ことがありますが、それで問題ありません。)

    これで 3 の段階で使われる Makefile が生成されます。 また、オプションのサポートプログラムをコンパイルするために、 サポートディレクトリの中に Makefile が生成されます。

    (もし、様々な設定を管理するつもりならば、ConfigureConfigure -file Configuration.ai のように、 別の Configuration ファイルを読み込むようにオプションを付けると いいでしょう。)

  3. make を実行してください。
Apache 配布にあるモジュールはApache 開発グループによって テストが行われ、多くのメンバーによって日常的に使われて いるものです。 メンバーやサードパーティによって開発された特定のニーズや 機能をもつ追加モジュールは、 <http://www.apache.org/dist/contrib/modules/> から入手することができます。 このページには、これらのモジュールを Apache コアコードに リンクさせるための説明が書いてあります。

Apache のインストール

コンパイルを行うと、 httpd というバイナリファイルが src ディレクトリに作成されます。Apache のバイナリ配布は このファイルを提供します。

次のステップはプログラムをインストールし、それを設定することです。 Apache はコンパイルされたディレクトリと同じディレクトリのセットで 設定、実行されるようになっています。もしどこか他のところから実行さ せたい場合は、ディレクトリを作成し、そこに conflogs, icons ディレクトリをコピーしてください。 どちらの場合でも、サーバルートのディレクトリのパーミッションをどう 設定するかについて、 security 情報 を 読むべきです。

次に、サーバの設定ファイルを編集します。3つの設定ファイルで ディレクティブ を設定します。標準状態では、これらのファイルは conf ディレクトリに配置される、srm.conf, access.conf, httpd.conf です。 設定の参考になるように、配布の conf ディレクトリに 同じ内容のファイル、srm.conf-dist, access.conf-dist, httpd.conf-dist があります。 -dist なしで、その名前のこれらのファイルをコピーするか、 名前を変えてください。それからそれぞれのファイルを編集してください。 それぞれのファイルにあるコメントを注意深く読んでください。 これらのファイルの正確な設定に失敗すると、サーバが動かなくなったり、 セキュリティ的に危険になったりします。 conf ディレクトリには mime.types という 追加ファイルがあります。通常このファイルを編集する必要はありません。

最初に httpd.conf を編集してください。このファイルは サーバに関する一般的な属性を設定します; ポート番号や起動ユーザ 等々です。次に srm.conf ファイルを編集 してください; これはドキュメントツリーのルート、 server-parsed HTML や内部的なイメージマップの解析のような特別な機能等々 を設定します。最後にアクセスに関する基本事項を設定するために access.conf ファイルを編集します。

これら3つのファイルに加えて、サーバの動作はアクセスされたディレクトリ にある .htaccess ファイルを使うことによって、 ディレクトリ毎に設定できます。

システムタイムを正確に設定してください!

公開されるウェブサーバの適切な操作には、HTTP プロトコルの要素が その日の時間として示されるため、正確な時間が必要とされます。 ですから、これを機会に UNIX においては NTP やなんらかの 時間の同期を取るシステム、NT においても何かそれと同じ働きを するものを導入してください。

サーバの起動と停止

サーバを起動するには、単に httpd を実行してください。 プログラムはコンパイルされた場所にある httpd.conf を捜します (標準状態では /usr/local/apache/conf/httpd.conf). もしこのファイルがどこか別の場所にあれば、引数 -f をあたえることで、 設定ファイルの場所を与えることができます。例えば下記のようにしてください :
    /usr/local/apache/httpd -f /usr/local/apache/conf/httpd.conf
もし全てがうまく行けば、これは直ちにコマンドプロンプトを返します。 これは、サーバが起動し、実行されているを示しています。 サーバの初期化の間になにか不都合が生じると、画面にエラーメッセージが 表示されるでしょう。 もしサーバが問題なく起動すれば、ブラウザを使ってサーバに接続し、 ドキュメントを読むことができます。ブラウザをサーバと同じマシンで動か しており、ポートも標準の 80 番を使用している場合、ブラウザに 下記のURL を入力してください。
    http://localhost/

サーバが起動すると、リクエストを処理するためにプロセスを たくさん作ることを覚えておいてください。もしルートユーザとして Apache を起動させている場合、親プロセスはルートとして動作し続けますが、 子プロセスは httpd.conf ファイルで与えらたユーザ権限で動作するように 変更されます。

httpd を実行させたときに、アドレスを "bind" できないという エラーが出たならば、Apache が使用するように設定されたポートが、 既に他のプロセスに使われているか、一般ユーザとして 1024 番以下 (たとえば、標準ポートである 80 番を使用するなど) のポートを使って httpd を作動させようとしているかのどちらかです。

サーバが動作しない場合は、httpd を実行したときに表示される エラーメッセージを読みましょう。また、詳しい情報を得るために サーバの error_log を調べましょう (標準の設定では、 error_log ファイルは logs ディレクトリにあります)。

システムの再起動後にもサーバを走らせたいのなら、スタートアップファイル で httpd を呼ぶようにしてください (一般的には、 rc.local か、または rc.N ディレクトリ にあるファイルです)。この設定では root として Apache を起動します。 その前に、セキュリティとアクセス制限に関するサーバの設定が確実に なされていることを確認してください。

Apache を停止させるには、親プロセスに TERM シグナルを送信します。 親プロセスの PID は、(別の場所に設定されていなければ) logs ディレクトリにある httpd.pid ファイルに書かれています。 子プロセスは親によって再度生成されてしまうので、子プロセスを殺そう とはしないでください。サーバを停止させる一般的なコマンドは以下の通りです :

    kill -TERM `cat /usr/local/apache/logs/httpd.pid`

Apache のコマンドライン・オプションや、設定やログファイルの詳細な情報 については、 Apache の起動を参照してください。 配布モジュールによってサポートされている全ての Apache の ディレクティブ に関しては、 Apache の ディレクティブ を参照してください。

サポートプログラムのコンパイル

上記でコンパイル、設定されるメインの httpd サーバの他に、 Apache には多数のサポートプログラムが含まれています。これらは標準 ではコンパイルされません。サポートプログラムは support ディレクトリにあります。サポートプログラムをコンパイルするには、 このディレクトリに入り、以下のように入力してください :
    make
--Multipart_Mon_Dec__4_17:14:12_2000-1 Content-Type: text/plain; charset=US-ASCII -- Toshiro Hikita Japan Apache Users Group --Multipart_Mon_Dec__4_17:14:12_2000-1--